- いなぎ
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いなぎ【稲城】〔「いなき」とも〕(1)古代, 家の周囲に稲を積み上げて, 敵の矢や石を防ぐ防壁としたもの。(2)稲の束を貯蔵する小屋。IIいなぎ【稲城】東京都南部, 多摩川中流南岸の市。 ナシの産地として知られる。 近年, 丘陵部の宅地化が著しい。IIIいなぎ【稲木】「稲掛(イネカ)け」に同じ。IVいなぎ【稲置】(1)大和朝廷時代の地方官の名称。 稲穀収納を取り扱ったもの。
「国郡に造長(ミヤツコオサ)を立て, 県邑(アガタムラ)に~を置(タ)つ/日本書紀(成務訓)」
(2)天武天皇の時代に制定された八色姓(ヤクサノカバネ)の第八位。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.